2015/09/17

近くて遠い国

今期モデルの製品をチェックするために、お隣の国へ行ってきた。
このところ輸出が伸び悩んで成長にかげりが見えはじめたと言われているけど、実際に行ってみるとまったくそんな雰囲気は感じない。

日本では馴染みが少ない地方都市にもかかわらず、街中には人があふれ、ベンツ、ポルシェ、アウディ、BMWなどの高級車が走りまわっている。

10年前は200万人だった人口が今ではほぼ倍の400万人近くに膨れ上がり、新しい道路や高層ビルの建設がいたるところで進められている。
中心部の新築マンションは首都圏と変わらない価格で販売されている。

製品の縫製を依頼している工場の工員の給料は10年の間に現地の通貨で約5倍(日本円の価値が下がっているため、円に換算すると、約6倍以上)になり、一般庶民の生活が豊かになっているのを実感する。
工場の運転手が最新のiPhoneを持っているし、日本よりも高い価格で提供されているスターバックスはいつも混んでいる。

空港には日本へ観光に向かう家族連れで賑わい、とにかく活気があふれているのを感じる。

その一方で、情報の規制は以前よりも更に厳しくなっていた。
宿泊したホテルや街中のフリーWiFiはセキュリティはかかっておらず、部屋のLANケーブルに繋いだPCのファイアウォールをオンにするとまったく通信できなくなってしまう。
Facebook、Instagram、Googleのサービス全般に一切アクセスできない。
わずか数日のこととはいえ、いつもの情報にアクセスできないのは想像以上にストレスがたまる。

相変わらずというか、ますます近くて遠い国になったような気がする。

お隣の国はこの先どこへ向かうのか…