2010/07/16

The Birthday Present for me


それは何の前ぶれもなく突然やって来た。
誕生日前日の7/10(土)に神様からとんでもない贈り物・・・


正午少し前に家電量販店の駐車場に車を止めて歩き始めると、突然胸が苦しくなった。
いくら息を吸い込んでも息苦しさは全く回復しない。
自分の身体に何が起こっているのか全く分からず、少しパニック状態になり始める。
自分を落ち着かせるために店内のベンチで休んでみたが、症状は変わらない。
不思議なのは、回復もしないがそれ以上悪くもならない。
翌日妻になる予定の彼女と相談して、ひとまず自宅に戻って少し様子をみてみることにした。


自宅で5時間ほどベッドで休んでみたが、相変わらず息苦しい。
彼女が市の医療案内に問合せ、休日受け入れてくれる病院を紹介してもらい、夕方二人で病院に向かった。


救急外来の先生が左右の順番で胸に聴診器をあてると、「右胸の音がしていない」???
本人:「それはどういうことですか?」
先生:「おそらく右側の肺が破れてしまって機能していない、肺気胸(キキョウ)の可能性が高いということです」
本人:?????
先生:「直ぐにレントゲンとCTスキャンを撮って確認しましょう」


撮影されたレントゲンを見てみると、右側の肺が真っ黒で何もない。
先生曰く下の方を指差して、「これが右の肺です」。
見るとゴルフボールくらの大きさに縮んでしまっていた。


先生:「右胸にチューブを入れて、中の空気を出さないと肺が膨らむことができなので、直ぐに処置をします。つまり、このまま入院していただくことになります」
本人:「それで、治るまでにどのくらいかかりますか?」
先生:おそらく一週間くらいでチューブを抜けるようになると思います。その後の経過を見てから、2〜3日後に退院できると思います」


ここで二人は呆然としてしまった。
二人の結婚式が1週間後の7/18(日)に決まっていたからだ。


どちらにしても右胸にチューブ入れる処置をしないことには息苦しさは解消しないため、まずはその処置をしてもらい、そのまま入院した。
チューブが入っている違和感と不便さはあるが、息苦しさからは解放され、原因がはっきりしたことで一安心。
でも、結婚式のことを考えるとその日はほとんど眠れなかった。


何事もなければ、翌日(7/11)の自分の誕生日に入籍する予定だったのにこんなことになってしまい、おまけに普段は小型車しか運転したことがないのに大型のSUVを一人で運転して帰った彼女のことが気になった。


夜が明けると専門の先生が自分のベットに来てくれて、今後の治療方法について説明してくれた。幾つか選択肢はあるが、翌週の結婚式に間に合わせるという前提で、偶然にも同姓の先生は治療方法を考えてくれていた。
最終的には2つの選択肢のどちらかということ。


1)このままチューブ入れたまま肺が自然に元の大きさに戻るのを待つ。この場合は土曜日までに退院できないかも知れないので、最悪の場合は携帯型の小さいチューブを付けて結婚式に出る。病気の再発率は40%くらい。
2)手術をして破れた箇所を修復する。但し、内視鏡を入れる穴をさらに2箇所開けなければならい。手術をすれば土曜日までに退院できる確率はかなり高い。再発率も5%くらい。


先生の説明を聞いて、翌日手術の準備を進めながら一日考えさせてもらうことにした。
何せ人生で初めての入院で、説明を聞くまでは『手術』は全く考えていなかったからだ。


一人で婚姻届を提出したり、購入した家具を受け取ったり、幾つかの用事を済ませた彼女が病室にやって来たのは夕方だった。
二人で相談し、色々な状況を踏まえて手術をしてもらうことにした。


その後の経過は以下の通り。
7/12(月)11:00〜 手術
7/13(火)尿道に入っていた管を抜いてもらい、夜には肺のチューブも止めてもらう。
7/14(水)経過が良好だったので、昼前に肺のチューブを抜く。
7/15(木)朝のレントゲンで確認し、問題がなかったため正午前に退院。


ということで、予定よりも早く退院することができた。
もちろん結婚式にも間に合った。


これが神様からの誕生日プレゼントだとしたら、ホントにいい迷惑だ。
これって、もしかして奥さんになった彼女に『もっと感謝しろ!』ということなのかもしれない。。。。


はい、もちろん感謝しています。