2010/06/22

KURIKI-yama

栗城史多(くりき のぶかず)
世界7大陸の最高峰を単独・無酸素での登頂を目指している28才(1982年生)のアルピニスト。 すでに6峰の登頂に成功し、あとはエベレストを残すのみになった。
実は本格的に登山を始めてからまだ7〜8年、2004年のマッキンリー単独登頂が初の海外遠征。

同じ北海道出身ということもあり、地元の友人が早くから彼のスポンサーになって応援していた。
その友人から「まだ若いけど、北海道に凄い登山家が出て来た」という話しを5年くらい前から聞いていたので、“栗城くん”という名前は前々から気になっていた。

彼は2年程前から自分の挑戦をインターネットを通じて中継し始めた。
都会で何不自由のない生活をしている人が、PCの前でマイナス40度の8000m峰の挑戦をライブで共有できるのだ。

先月のアンナプルナではツイッターとUSTREAMを使って何千人という人たちと冒険を共有していた。
彼は一度目の頂上アタックに失敗したが、ツイッターから送られてくる沢山のメッセージに励まされ、一旦ベースャンプに戻ってから再び頂上に挑んだ。
山の世界では、一回目のアタックが失敗した時点で終わり。気力も体力も使い果たし、2度目のアタックなんて普通は考えられないことらしい。

身長162cm 体重60kgで小柄、腕力・脚力・肺活量はすべて平均以下、 
そんな彼が、なぜそうまでして挑戦し続けるのだろう。
山の上からの彼のツイッターのつぶやきは、それほど楽しそうではなかった。
どちかというとツラそうな内容の方が多い。
でも、毎日彼のつぶやきをチェックしているうちに彼のことが気になり始め、USTREAMの生放送の時はPCの前に居た。
知らず知らずのうちに彼の冒険に引き込まれ、心の中で応援していた。

彼の初の著書「一歩を越える勇気」の中で“彼の夢”のことが書かれていた。

『夢には二種類ある。かなう夢とかなわない夢だ。そしてそれには法則があって、かなう夢は必ず世のため人のため考えていて、たくさんの人たちが支えてくれる。逆に、自分の欲望を満たすだけの夢を持っても、誰も応援してくれることがなく、いつしかそんな自分を嫌いになってしまって、かなわなくなってしまうと思っている。
そして、夢をかなえるために必要なのは、夢を志しに変えること。つまり、世のため人のために自分の命を果たす覚悟を持つことだ。
僕が命をかけてでもエベレストからインターネット中継をやりたいのは、自分と同じようにたくさんの人が持っている「不可能という心の壁」を取っ払いたいからだ。』
ー本著132ページから抜粋ー

この秋、彼は再びエベレストに挑戦する。
そしてエベレストの頂上からインターネットを通して『ヒマラヤの空を世界とつなげる』ために・・・


一歩を越える勇気
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5 笑ったり泣いたりで、一気読み
5 高い評価は伊達じゃない!!
5 極限状態での達観
5 夢と目標を持つ素晴らしさ
5 不可能などないと感じさせてくれる


Official Web-Site http://kurikiyama.jp/